もう古い?それとも必須?被リンク対策の本当の効果
「被リンク対策って、今のSEOでも本当に効くの?」「怪しい業者に頼まず、自社でできる方法はない?」……。SEOに取り組む中で、こうした疑問や不安を抱える担当者の方は少なくありません。
結論からお伝えすると、被リンクは今もなお、Googleが最も重視する評価指標の一つです。しかし、かつてのような「数さえ集めればいい」という手法は通用しなくなりました。今のSEOで求められるのは、小手先のテクニックではなく、他社から自然と紹介される「質の高いリンク」を積み上げることです。
この記事では、最新SEO事情を踏まえた「正しい被リンク対策」を解説します。リスクを避け、着実にサイトの信頼性を高めるための実践ガイドとして活用してください。
目次
被リンク対策の本質とは?なぜ今も重要なのか
被リンクは「Web上での信頼投票」
被リンク(バックリンク)とは、外部サイトから自社サイトへ設置されたリンクのことです。Googleはこれを「第三者からの推薦状」とみなします。Googleの根幹にある哲学「Google が掲げる 10 の事実」でも、多くのユーザーからリンクされているサイトを「価値がある情報源」と判断する仕組みが明記されています。
「質の高いリンク」と「リスクのあるリンク」の境界線
今のGoogleは、リンクの数よりも「どこから、どんな文脈で貼られたか」という質をシビアに見ています。
- 評価されるリンク:自社と関連性が高いサイト、公的機関・教育機関(.go.jp / .ac.jp)、大手メディア、SNSで話題になった自然な言及。
- 評価されない(または下がる)リンク: 全く無関係なジャンルからのリンク、中身のないリンク集、金銭で買った有料リンク、自動生成されたスパムサイト。
ポイントは、「そのリンクを辿ってユーザーが訪れたとき、価値を感じるか?」という視点です。ユーザーにとって無益なリンクは、検索エンジンにとっても無益、あるいはペナルティの対象になると考えて間違いありません。
被リンク対策のSEO効果と現実
E-E-A-T(権威性・信頼性)を裏付ける最強の証拠
Googleの評価基準「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」において、被リンクは特に「権威性」と「信頼性」を担保する客観的な証拠になります。自社サイトでいくら「うちは専門家です」と謳っても、他者からの言及(リンク)がなければ、その信頼性は証明されません。質の高いリンクを持つサイトは、いわば「業界の重鎮」として扱われ、検索順位が安定しやすくなります。
「被リンクはもう古い」という誤解の正体
「被リンク対策は意味がない」と言われることがありますが、正確には「不自然な方法で集めた被リンクが評価されなくなった」というのが実情です。2024年以降、GoogleはAI(SpamBrain など)を活用し、作為的なリンクの増加や不自然なリンク構造を高い精度で見抜けるようになりました。そのため、数だけを増やすような従来型の被リンク対策は効果が出にくくなっています。
一方で、SNS(X〈旧Twitter〉やFacebook)に投稿したURLが無意味になったわけではありません。SNS上のリンクには「nofollow」という属性が付いており、これは「検索順位に直接影響しにくいリンク」であることを示すものです。そのため、SNSに投稿しただけで検索順位が上がるわけではありません。
ただし、SNSで記事が拡散されることで、ブログやニュースサイト、業界メディアに取り上げられ、nofollowではない通常のリンクが張られるケースは少なくありません。
このように、SNSは検索順位を直接押し上げるためではなく、結果的に評価される被リンクを生むきっかけとして、今でも重要な役割を担っています。
今日から始める、自然な被リンク獲得の具体策
「リンクを貼ってください」と頼んで回る必要はありません。他サイトが「この記事を紹介したい」と感じる仕掛けを作ることが近道です。
1. 一次情報(独自データ)の公開
自社で実施したアンケート結果や業界の統計データは、非常に強力なリンクベイト(リンクを引き寄せるコンテンツ)になります。他のメディアが記事を書く際に「〇〇社の調査によると……」と引用されやすいためです。グラフや図解を添えて、引用しやすい形で公開しましょう。
2. 専門性の高い「ハウツー・テンプレート」の提供
「これさえ見れば完結する」という網羅的なガイドや、実務で使えるチェックリスト、計算ツールなどはブックマークされやすく、関連ブログからの紹介も増えます。「誰かの悩みを解決する道具」を記事にするイメージです。
3. 顧客・パートナー企業との連携
取引先とのインタビュー記事や導入事例の制作は、最も確実な方法の一つです。掲載後に「事例として公開しました」と報告すれば、相手企業の公式サイトからリンクを貼ってもらえる可能性が非常に高いです。これはビジネス上の信頼関係に基づく「最も自然で強いリンク」となります。
4. プレスリリースの戦略的活用
単なる新製品の告知ではなく、前述の「調査データ」をプレスリリースとして配信します。大手ニュースサイトに掲載されれば、そこから二次的に多くのメディアや個人ブログへリンクが波及していく「リンクのわらしべ長者」状態を作ることが可能です。
絶対に手を出してはいけない「禁じ手」
我々が強くお伝えしたいのは、「短期間で安価にリンクを増やせる」という勧誘には絶対に乗らないことです。
- 有料リンクの購入: 「ドメインパワーを上げます」といった格安サービスは、ほぼ間違いなくスパム判定を受けます。
- 自作自演のサテライトサイト: 内容の薄いブログを量産して自社にリンクを貼る手法は、今のGoogleには筒抜けです。
- 過剰な相互リンク: 関連性のないサイト同士での「リンク交換」は、評価を分散させるだけでなく、操作的だと判断されるリスクがあります。
一度ペナルティを受けると、検索結果から完全に消去される可能性もあり、リカバリーには数ヶ月以上の多大なコストがかかります。
自社と競合の被リンクを分析する方法
現状を把握するために、まずは以下のツールを使って自社の立ち位置を確認しましょう。
Google Search Console(必須・無料)
「リンク」レポートから、現在どこのサイトからリンクされているか、どのページが人気かを確認できます。身に覚えのない怪しいサイトからの大量リンクがないか、月に一度はチェックする習慣をつけましょう。
競合分析で「差」を知る
「hanasakigani.jp(無料)」や「Ahrefs(有料・プロ仕様)」を使い、検索上位の競合サイトを分析してみてください。上位サイトが「どんなメディアから引用されているか」を知ることで、自社が狙うべきコンテンツの方向性が見えてきます。
まとめ:王道の被リンク対策は「価値の提供」にある
被リンク対策とは、単なるSEOのテクニックではなく、「あなたのサイトがどれだけWeb社会に貢献しているか」を証明する活動そのものです。
まずは、自社で最も自信を持って人に紹介できるコンテンツを1本作ることから始めてください。それが、最も安全で、最も効果的な被リンク対策の第一歩です。

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