離脱者を防ぐ!ホームページの表示速度を上げる方法とSEO効果

ホームページにおける表示速度は、ホームページのURLをクリックしてからページが表示されるまでの時間を指します。表示される速度が速ければ速いほど、SEOの評価向上、離脱率の低下などにつながるため、意識すべきポイントのひとつです。
しかし、表示速度をどのように改善していくべきなのか、わからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ホームページにおける表示速度の意味、重要な理由、遅延による影響、改善方法についてわかりやすく解説します。
目次
ホームページにおける表示速度とは?
ホームページにおける表示速度は、検索結果などに表示されているホームページのリンクをクリックし、ページが全て表示されるまでの時間を指します。
表示速度の速さは、ユーザーの使いやすさ・見やすさに直結します。また、SEOの観点から見ても重要な要素のため、計測・改善していくことが大切です。
ホームページの表示速度が重要な理由
以下ではホームページを運営していく上で表示速度が重要な理由を紹介します。
- SEOに影響がある
- 離脱率の増加につながる
SEOに影響がある
ホームページの表示速度は、SEOの評価に影響を与えます。
SEOとは、検索エンジンの自社のホームページを検索上位に表示させる施策のことです。また、SEOで評価を高めるためには、ガイドラインに沿ってWebサイトを運用していく必要があります。
表示速度は、ユーザーの満足度を高める要素として捉えられており、SEOの評価にもつながります。そのため、ホームページの表示速度を改善していくことは、集客力を向上させる上でも重要です。
離脱率の増加につながる

表示速度の遅いホームページは、離脱率の増加につながります。
ホームページが表示されるまで1~3秒かかってしまった場合、約30%以上の離脱率上昇を招く場合があります。また、5秒程度では約90%、10秒程度ではほぼ100%の離脱につながり、集客・収益に大きな影響を与えることがわかります。
ユーザーにストレスを与えないホームページを作るためには、表示速度の改善に取り組むことも大切です。
参考:ホームページの表示速度を改善してユーザーの離脱を防ぎましょう|名古屋のホームページ制作・WEB集客会社 株式会社オンカ
表示速度の改善で得られること
以下では表示速度の改善で得られることを紹介します。
- 離脱率の低下を図ることが可能
- SEOの評価向上につながる
- 成果につながりやすくなる
離脱率の低下を図ることが可能
ホームページの表示速度を改善できれば、離脱率の低下を図ることが可能です。
前段で触れたように表示速度が遅くなればなるほど、離脱率の増加につながってしまいます。つまり、表示速度を改善すれば、離脱率を低下させられます。
一般的に表示速度3秒以上で30%以上の離脱率増加を招くため、2秒以内におさめる必要があります。
SEOの評価向上につながる
表示速度の改善は、SEOの評価向上につながる可能性があります。
検索エンジンでは、コンテンツの品質だけでなくUX(ユーザーエクスペリエンス)も重要視しています。UXとは、サービスや製品の利用などで得られる体験のことです。
表示速度の速いホームページはユーザーにストレスを与えないとされるため、UXという点で評価されます。
また、表示速度の速いホームページであれば検索エンジンは、インデックス(データベースにページ情報を登録すること)を効率的に行ってくれる場合があります。
成果につながりやすくなる
表示速度の速いホームページを制作できれば、CV(コンバージョン)の向上も期待できます。
ホームページにおけるCVとは、ユーザーがアクションを起こした状態のことです。たとえば、問い合わせや資料請求、商品の購入などが代表的といえます。
表示速度が速ければ速いほど離脱率を低下させられるため、その分CVにつなげやすくなります。
そのため、ホームページを制作・運用する際は、表示速度にも注目しましょう。
ホームページの表示速度を改善する方法

以下では、ホームページの表示速度を改善させる主な方法について紹介します。
- ソースコードを最適化させる
- 画像の形式を最適化させる
- ブラウザキャッシュを活用する
- ファイルを軽量化させる
- サーバーを強化する
ソースコードを最適化させる
ソースコードを見直していない場合は、最適化させてみましょう。
HTMLやCSS、JavaScriptなどは、ホームページの表示速度に影響を与える要素のひとつです。たとえば、ホームページの運用に不要な改行・空白などは、表示速度を遅くさせる原因でもあります。
不要なソースコードなどがある場合は、手作業もしくはツールを用いて削除してみるのも大切です。
画像の形式を最適化させる
画像を使用しているときは、形式を見直してみるのがおすすめです。
画像形式の中でもWebPやJPEG XR、JPEG 2000などは、画質を一定に保った状態で容量を軽量化できます。そのため、ホームページの品質を維持したまま、表示速度を改善させることが可能です。
ただし、ブラウザ(Webサイトを閲覧するためのソフト、例:Google Chromeなど)によっては、最新のファイル形式に対応していない場合もあり、注意が必要です。ワードプレスでホームページを構築している場合は、プラグイン(ワードプレスを拡張させる機能)を導入することで最新の形式へ対応できるようになります。
ブラウザキャッシュを活用する
ブラウザキャッシュは、ホームページのデータを一定期間ブラウザに保存させる機能を指します。
たとえば、あるホームページへ複数回アクセスした場合、サーバーにアクセスせずすぐにページを表示させることが可能です。つまり、ホームページの表示速度を改善させられるのが、メリットといえます。
ワードプレスのプラグインにはブラウザキャッシュを活用したツールもあり、表示速度の改善を図ることが可能です。
ファイルを軽量化させる
ホームページを制作する際は、ファイルの軽量化も意識しましょう。
HTMLやCSS、JavaScript、画像ファイルなど、ホームページを構成しているファイルは、表示速度に影響を与えます。そのため、各ファイルの容量を軽量化できれば、表示速度を改善することが可能です。
たとえば、Googleで推奨されているgzip圧縮では、HTMLなどの各ファイルを圧縮・軽量化できます。
サーバーを強化する
ホームページを開設・運用する際は、サーバーの性能にも注目しましょう。
通常、ホームページを開設する場合は、レンタルサーバーを利用します。サーバーは、ブラウザの要求に応じてHTMLなど各データを送信してくれるものです。
レンタルサーバーの性能はホームページの表示速度に影響を与えるため、契約する前に処理速度などを比較検討することが大切です。
まとめ:ホームページの表示速度はCVやSEOに影響を与える重要な項目!
表示速度の遅いホームページは、離脱率の増加につながり、売上に大きな影響を与えます。また、SEOの評価にも含まれているため、検索結果の順位を左右する項目でもあります。
ホームページを運用する際は、表示速度の改善にも力を入れることが大切です。
しかし、そもそも表示速度の測定方法がわからない、どのように改善したらいいのかわからず悩んでいるといったときは、ぜひ一度弊社へご相談ください。
専任のコンサルタントが、表示速度の測定や分析を含めホームページ全般の改善までサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
参考:Webサイトの表示速度の重要性とは|計測方法や改善法10選も解説|MarTechLab(マーテックラボ)

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