アフィリエイト広告代理店7選を比較！おすすめの運用代行は？
企業がアフィリエイト広告を出そうとするとき、アフィリエイト広告代理店は強い味方になります。
アフィリエイト広告は商品・サービスの宣伝や売上増において高い効果を期待できますが、比較的新しい広告手法であり、独自のルールも多いので広告の出稿に苦労する企業もあるでしょう。そこでアフィリエイト広告代理店が、企業を「アフィリエイト広告の成功」に導くわけです。
この記事では、実績があったり知名度が高かったりするアフィリエイト広告代理店7社を紹介したうえで、アフィリエイト広告代理店に何をしてもらえるのか、どのような観点でアフィリエイト広告代理店を選んだらよいのかを解説します。
アフィリエイト広告代理店おすすめ7選を比較
アフィリエイト広告代理店とは、企業（以下、広告主）のアフィリエイト広告の出稿をサポートする会社です。まずは広告主におすすめできるアフィリエイト広告代理店を7社紹介します。
広告主が一般的な広告代理店を選ぶときは、自社に合うかどうかを基準にすると思います。アフィリエイト広告代理店を選ぶときも同じで、自社の商品・サービスやビジネスを理解しているか、自社の広告の成果を最大化できるノウハウを持っているか、費用対効果に優れているか、不慣れなアフィリエイト広告の出稿をしっかりサポートしてくれるか、といった観点から選ぶとよいでしょう。
それぞれ順に解説します。
株式会社エムフロ
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | 運用ノウハウの提供、有力メディアへの掲載交渉 |
| 所在地 | 東京都渋谷区東3-13-11 A-PLACE恵比寿東 4階 |
エムフロは15年に渡ってアフィリエイト広告代理業務に携わってきました（2025年現在）。これだけの実績を持つ同社は、広告主にとって頼もしい存在になるでしょう。
エムフロは複数のASPを運用管理しているので、広告主は多くのメディア（アフィリエイト広告を掲載する媒体）にリーチできます。エムフロは「顧客獲得の見込みが高いメディアを調査して、アフィリエイト広告の掲載を交渉している」と説明しています。 エムフロが得意にしているのは、アフィリエイト広告を出稿したことがない広告主への対応です。広告主の商材（商品・サービス）と相性の良いASPやメディアを使ってサービスを提供します。
株式会社ADrim
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | マーケティングやWeb戦略と一体化したアフィリエイト広告施策が可能 |
| 所在地 | 東京都千代田区神田錦町2-2-1 WeWork KANDA SQUARE内11F |
Adrimはデジタル広告が得意な会社で、広告主の広告戦略の策定からデータ解析、広告運用まで担います。同社はデジタルマーケティング事業とWebサービス事業を手がけていることから、広告主が同社に依頼すれば、マーケティングやWeb戦略の文脈のなかでアフィリエイト広告を出稿できます。
例えば、マーケティング施策のなかで宣伝が弱いことがわかれば、アフィリエイト広告で補強するといった施策を取れるわけです。
Adrimはアフィリエイト広告について「アフィリエイト広告のタグはもちろん、すべての広告施策の効果計測を一元管理し、個のデータにフォーカスしたユーザー分析を可能にします」とアピールしていて、分析力に強みがあることがわかります。 さらに広告規制が厳しい業界にいる企業に対しては、「薬機法違反、景表法違反から広告主を守る」と述べていて、専門性の高さもうかがえます。
株式会社シード
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | コンサルティング、ノウハウの提供、運用専任担当者を広告主につける |
| 所在地 | 東京都千代田区飯田橋2-14-2 雄邦ビル3F |
シードは自らを「アフィリエイト特化型（広告）代理店」と名乗るほど、アフィリエイト広告に力を入れています。事業コンセプトは「結果にコミットするアフィリエイト運用代行」で20年以上の実績を武器にしたサービスを広告主に提供しています。
実際に広告主にコミットするのは、アフィリエイト広告の運用専任担当者です。広告主の広告担当者は、同社の運用専任担当者からアドバイスを受けたり、広告戦略を一緒に練ったりできるわけです。 すでにアフィリエイト広告に乗り出していながら結果が出ていない広告主に対しては、現状分析・拡大余地レポートを無料で提供しています。
株式会社フォースリー
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | 市場調査や顧客心理分析を踏まえたアフィリエイト広告事業 |
| 所在地 | 東京都目黒区青葉台4-7-7 住友不動産青葉台ヒルズ8F |
フォースリーの柱の事業はインターネット広告で、そのなかでも特にアフィリエイト広告に力を入れています。
事業コンセプトは「結果（コンバージョン）を最適化するストーリー」で、「正直と誠実をモットーに」「安売りにつながる手法は使わない」「どこにどのような広告が掲載されているのかを分析する」「広告主の商品・サービスを求めるユーザーに情報を届ける」「ファンづくり・ブランドづくり」に重点を置いてサービスを提供しています。市場調査や顧客の心理分析といった関連サービスも注目できます。
デジタルアスリート株式会社
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | SNSを駆使した広告サービス |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿6-24-1西新宿三井ビルディング4階 |
デジタルアスリートは広告運用代行を得意としている会社で、アフィリエイト広告関連では、ユーチューブ、LINE、フェイスブック、XといったSNSを駆使したサービスに定評があります。SNSは、アフィリエイターの集客力と拡散力がいかんなく発揮されるツールだけに、広告効果が期待できます。
同社がこれまでWebマーケティングをサポートしてきた企業は1,800社にのぼります。Webマーケティングとアフィリエイト広告は親和性が高いので、同社に依頼する広告主は効果的な戦略立案が可能になり、集客と売上向上を期待できるでしょう。
株式会社バリュー・パートナーズ
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | 初めてのアフィリエイト広告サポート、複数のASP管理 |
| 所在地 | 東京都中央区築地3-5-13 北村ビル3F |
バリュー・パートナーズはアフィリエイト広告事業を経営の柱に据えています。同社が提供するソリューションは、広告効果の向上、広告主の広告運用負担の軽減、他社のアフィリエイト広告代理店の不満解消、初めてのアフィリエイト広告サポートなどとなっています。
特筆すべきは、複数のASPを管理する業務で、同社の独自システムを使って一括マネジメント、タグ管理、レポート作成が可能になりました。 SNS広告も扱っているので、アフィリエイト広告との連携による相乗効果が期待できます。インターネット広告全般のサポートを必要としている広告主に適した会社といえそうです。
株式会社Enigol
| 料金プラン | 要問合せ |
|---|---|
| 対応・サポート内容 | 有力アフィリエイターとの連携 |
| 所在地 | 東京都港区北青山2丁目12-8 BIZ SMART235 |
Enigolの3本柱はSaaS事業、マーケティング事業、バックオフィス事業で、アフィリエイト広告事業はマーケティング事業に含まれます。同社はアフィリエイト広告事業について「CTR向上＋獲得単価改善＋売上規模拡大」を実現するとアピールしています。
同社が力を入れているのは、有力なアフィリエイターと提携しているASPとの連携です。複数のASP、アフィリエイター、インフルエンサーと協力して、広告主の商品・サービスのPRをバックアップします。 同社は「独自のネットワークを駆使してASPとアフィリエイター、メディアを動かし広告主に最適なメディアの掲載面を確保します」と述べていて、効果的な広告配信による成果最大化を目指しています。
アフィリエイト広告代理店とは広告主とメディアを仲介
アフィリエイト広告はだいぶ浸透してきましたが、それでもすべての広告のなかでは新参者の印象があります。「新しい広告」は消費者やユーザーの目を引きやすく、広告主にとって魅力が大きいでしょう。
しかしその一方で新しさゆえに、企業で広告の出稿を担当するマーケティング担当者やPR担当者（以下、広告担当者）のなかには、「アフィリエイト広告代理店がどのような存在で、どのようなサービスを提供しているのかわからない」と感じている方もいるでしょう。
そこでアフィリエイト広告代理店とASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダー）の違いや、アフィリエイト広告代理店に依頼できる業務などについて説明します。
ASPとの違いはASPのインフラを活用した運用の最適化
アフィリエイト広告代理店とASPは混同されることがあります。どちらもアフィリエイト広告サービスを提供する会社なのですが、両者は役割が異なります。
■役割による違い
| アフィリエイト広告代理店の役割 | 広告主の代わりにアフィリエイト広告の戦略を立案して実施する。広告効果を最大化するために、ASPやアフィリエイター、メディアを選択したり、コンサルティングを行ったりする。 |
|---|---|
| ASPの役割 | 広告主とアフィリエイター（アフィリエイト広告を掲載する媒体（メディア）の運営者）をつなぐプラットフォームを提供する。広告費や報酬の管理、システム運営を行う。 |
つまりアフィリエイト広告代理店は広告主の広告効果を最大化するために働き、ASPはアフィリエイト広告インフラを整備しているわけです。
また両社はビジネスモデルも異なります。
■ビジネスモデルの違い
| アフィリエイト広告代理店のビジネスモデル | 広告主からアフィリエイト広告運用費やコンサルティング料などを得る。 |
|---|---|
| ASPのビジネスモデル | 広告主からシステム手数料や手数料などを得る。成果が出た場合、広告主から報酬を受け取り、その一部を、成果をあげたアフィリエイターに報酬として支払う。 |
上記のことから、アフィリエイト広告代理店が、ASPが持つアフィリエイト広告インフラを使って、広告主のためにアフィリエイト広告の運用を最適化する会社であることがわかります。
アフィリエイト広告代理店に依頼できる業務内容一覧
広告主がアフィリエイト広告代理店に依頼できる業務には次のものがあります。
- 広告主の商品やサービスのプロモーション戦略の立案と運用
- 複数のASPやアフィリエイター・メディアの管理
- 既存メディアの強化や新規掲載メディアの開拓
- データ分析・効果測定・PDCAサイクルを回す
いずれもアフィリエイト広告の広告効果を高めるための重要な業務なので、1つずつ詳しく解説します。
広告主の商品やサービスのプロモ戦略立案と運用
一般的な広告代理店の担当者ももちろん、広告主のために商品・サービスのプロモーション戦略を立案してくれるでしょう。しかしアフィリエイト広告は普及し始めたとはいえ、テレビCMや雑誌広告などと比べ得るとまだ特殊な広告手法といえます。そのため、アフィリエイト広告のプロモーション戦略も特殊なものになるので、専門知識を有したアフィリエイト広告代理店の力が有効になるわけです。
アフィリエイト広告では、アフィリエイターやアフィリエイト広告が掲載されるメディアが広告の成功のカギを握ります。したがってプロモーションでは、アフィリエイターやメディアを巻き込んだ戦略の立案が必要になります。広告主の広告担当者がこのような知見を有していない場合、アフィリエイト広告代理店は頼もしい存在になるはずです。
また、アフィリエイト広告で使うメディアは複数存在するため、運用方法が複雑になります。複数のメディアを使ってターゲット層の購買意欲を高めるような運用を行うには、やはりアフィリエイト広告専門のノウハウが必要になり、これもアフィリエイト広告代理店の重要なサービスになります。
複数のASPやアフィリエイター・メディアの管理
広告主の広告担当者がアフィリエイト広告を出稿するときに苦労するのは、複数のASPや複数のアフィリエイター、複数のメディアを使いわけることです。使いわけるにはそれぞれのASP・アフィリエイター・メディアの特徴や強み・弱みを把握しておかなければなりませんが、関連情報はそれほど広まっておらず、広告主の広告担当者が独自にこれを把握するのは困難をきわめるでしょう。
アフィリエイト広告代理店なら、多くのASP・アフィリエイター・メディアを熟知しているので、広告主にマッチするものを提案できます。
また広告主にとってアフィリエイト広告は、費用対効果のみえやすさが魅力になっています。アフィリエイト広告はインターネット広告の一種なので、広告効果を示すデジタル・データを取りやすいからです。 優れたアフィリエイト広告代理店なら、ASP・アフィリエイター・メディアを管理して、最小の予算で最大の成果を出すでしょう。
既存メディアの強化や新規掲載メディアの開拓
もし広告主が、既存のメディアに出稿している広告で一定の効果が出ているのであれば、すべての広告をアフィリエイト広告に切り替えるのは得策とはいえません。したがって多くの広告主は、アフィリエイト広告を導入するにしても、既存メディア向け広告と併用することになるでしょう。
アフィリエイト広告代理店のなかには、一般の広告代理店並みに既存メディアに強い会社もあります。広告主がそのようなアフィリエイト広告代理店にアフィリエイト広告サービスを依頼すれば、既存メディア向け広告との相乗効果を期待できます。 さらに、新規に広告を掲載するメディアの開拓も、アフィリエイト広告代理店に依頼できます。
データ分析・効果測定・PDCAサイクルを回す
アフィリエイト広告はITやインターネット技術をふんだんに使っているので、データ分析や効果測定がしやすいという特徴があります。アフィリエイト広告のデータには、クリック数、コンバージョン数、購入金額、報酬額、広告費用、広告費対売上高比率（ROAS）、広告投資収益率（ROI）などがあり、これらの数値で広告効果を測定できます。
そして広告効果が低いアフィリエイト広告を改善したり、広告効果が高いアフィリエイト広告の出稿を増やしたりすることで、費用対効果をさらに高めていけます。 このようなPDCAサイクルの回しやすさもアフィリエイト広告の魅力になっていて、アフィリエイト広告代理店が得意としているところです。
アフィリエイト広告代理店の選び方！比較ポイント解説
広告主の広告担当者がアフィリエイト広告代理店を選ぶときは、次の6点をチェックするようにしてください。
この6項目で合格点が出るアフィリエイト広告代理店は、自社に合う会社といえるでしょう。
自社と類似業界での運用実績や具体的な成功事例があるか
1社のアフィリエイト広告代理店が、世の中のすべての商品・サービスを上手に宣伝できるわけではありません。アフィリエイト広告代理店各社は得意な分野があり、その分野に含まれる広告主の商品・サービスであれば広告効果を上げられます。
したがって広告主の広告担当者は、自社が属する業界で実績をあげているアフィリエイト広告代理店に接触するとよいでしょう。 また広告主の広告担当者はぜひ、アフィリエイト広告代理店の担当者に、具体的な成功事例を尋ねてみてください。成功事例の説明のなかで、その業界にどれくらい精通しているかがわかるからです。
料金プランで選ぶ！固定報酬型と成果報酬型に分かれる
アフィリエイト広告の報酬には固定報酬と成果報酬があります。広告主の立場からすると、固定報酬型は事前に取り決めた金額で一定数の広告を出せるので、認知度アップに使いやすいのですが、広告のパフォーマンスが低くても一定額を支払わなければなりません。
成果報酬は費用対効果が高くなりますが、著名で実績があるアフィリエイターのなかには、成果が出ないとギャランティが発生しない報酬体系を敬遠する人・会社もいます。 したがって広告主は、アフィリエイト広告に期待すること（認知度アップか、高い費用対効果か）を確定させてから、固定報酬型の代理店と成果報酬型の代理店のどちらを選ぶか決めるとよいでしょう。
提携しているASPの数や得意な商材やサービスを確認
提携しているASPの数は、アフィリエイト広告代理店の実力を示す指数と考えてよいでしょう。提携しているASPが多いほど、そのアフィリエイト広告代理店は広告主に多くの選択肢を示せるからです。
また広告主の広告担当者は、アフィリエイト広告代理店の営業担当者に率直に、得意な商品・サービスを尋ねてみてください。アフィリエイト広告がいくら新時代の広告手法であるとはいえ、商品・サービスに精通している人のほうが高い広告パフォーマンスをあげられます。
バナーをはじめとしたクリエイティブ制作支援があるか
アフィリエイト広告においてバナーのデザインや、そこに書かれる短い文章はとても重要なものになります。広告主は、サイトの閲覧者（消費者）が思わずクリックしたくなるようなデザイン・文章のバナーをつくれるアフィリエイト広告代理店を探したいものです。
バナーのデザイン・文章の良し悪しは、クリエイティブ制作陣の力量によって決まります。優秀なクリエイターが所属しているアフィリエイト広告代理店を選びましょう。 なおアフィリエイト広告代理店のクリエイティブ関連の実力は、過去の実績をみせてもらうことで確認できます。
サイト・LPの最適化やSNS・リスティングにも強いか
広告主にとってアフィリエイト広告は「広告の一種」であると同時に「インターネット施策の一種」でもあります。インターネット施策とは例えば、公式サイト、ランディングページ（LP）、SNS、リスティング広告です。企業はさまざまな形のインターネット施策を利用して商品・サービスを売ろうと努力しているはずです。したがって広告主はアフィリエイト広告をインターネット施策に組み込んで相乗効果を高めたいものです。
そしてアフィリエイト広告代理店のなかには、インターネット施策に強い会社があります。広告主がそのようなアフィリエイト広告代理店に仕事を依頼すれば、総合的なインターネットPRサービスが受けられます。 サイト・LP部署やSNS部門などがあるアフィリエイト広告代理店は、広告主にとって理想の会社となるでしょう。
定期的なレポートとメディア戦略の見直しを行ってくれるか
アフィリエイト広告はPDCAを回すことでより高い効果が望めます。そのためアフィリエイト広告代理店を選ぶときは、PDCAをどのように進めているのかを確認するようにしたいものです。
PDCAの起点になるのはデータなので、広告主の広告担当者はアフィリエイト広告代理店に、アフィリエイト広告に関するレポートを、どれくらいの内容のものを、どれくらいの頻度で提出してくれるのか確認するとよいでしょう。またレポートを提出する際に、どの程度のフィードバックが受けられるのかも重要になります。レポートの「出しっぱなし」で、レビューがまったくなければ、広告主はそのレポートを活かせないからです。
そして、一度提案したメディア戦略を、どのタイミングで見直してもらえるのかも大切です。 充実した内容のレポートを定期的に提出することや、適切なフィードバック、メディア戦略の見直しは、アフィリエイト広告代理店にとって小さくない負担になります。それだけに、レポートやメディア戦略に関する業務を適切かつ丁寧に実施してくれるアフィリエイト広告代理店に仕事を依頼したいものです。
アフィリエイト広告代理店に広告運用を依頼するメリット
広告主がアフィリエイト広告代理店に手数料を支払ってでも広告運用を依頼するメリットを考えみます。
広告主の広告担当者がアフィリエイト広告の出稿方法を知っていれば、何もアフィリエイト広告代理店に広告運用を依頼する必要はないわけです。
しかし高い広告効果が期待できるアフィリエイト広告を出稿するには、やはりアフィリエイト広告代理店の力を借りることは必須といえます。 広告主のメリットには次の2つがあります。
豊富なノウハウや最新トレンドに対応するので成果が出やすい
アフィリエイト広告は、ASP、アフィリエイター、広告掲載媒体（メディア）など複数の要素を組み合わせてつくられ配信されるため、広告効果を最大化するには専門的なノウハウが求められます。このノウハウを豊富に持っているアフィリエイト広告代理店を活用することは、広告主にとって大きなメリットとなります。
例えば、優れたアフィリエイト広告代理店は、健康関連商品に強いユーチューバーや、ブランドの魅力を引き出すファッション商品の紹介に長けたインフルエンサーといったアフィリエイターと提携しています。広告主が優れたアフィリエイト広告代理店に依頼すれば、これらの貴重なリソースを活用できるわけです。
また、アフィリエイト広告の効果は検索エンジンのアルゴリズムやSNSの仕様などに大きく影響されるため、最新のトレンドに対応できなければ効果的な運用が難しくなります。優れたアフィリエイト広告代理店は常にこれらの変化をウォッチしており、その知識を活かして高い広告効果を維持しています。
各ASPの特性や強みを活かした最適な配信ができる
アフィリエイト広告代理店は、広告を最適化するために、ASP各社の特性や強みを活かした広告配信を心掛けています。
ASPの役割は広告主とアフィリエイターをつなぐことですが、そのサービス内容はASPごとに大きく異なります。例えば、消費財のPRに強いASPはファッションや生活用品の広告で高い効果を発揮し、金融・旅行分野に強いASPはクレジットカード会社や旅行代理店に多く利用されています。EC向けのASPでは、楽天市場やAmazonに出店する中小企業の広告出稿が盛んです。
例えば、実店舗のみで販売していたファッション企業（広告主）がECに進出する場合、ASPの特性を熟知したアフィリエイト広告代理店に依頼すれば、ECに強いASPを選定し、効果的な広告展開を支援してくれるでしょう。 アフィリエイト広告代理店が持つ「ASPを見抜く目」は、広告主にとって有益な知見になります。
アフィリエイト広告代理店への依頼をおすすめする企業
アフィリエイト広告代理店に依頼することをおすすめできる広告主は、次のような状況にある企業です。
それぞれ順に解説します。
アフィリエイト広告の運用経験が少ない・結果が出ない企業
これから新たにアフィリエイト広告を出稿する企業は、アフィリエイト広告代理店を利用したほうがよいでしょう。
アフィリエイト広告を出す「だけ」なら、広告主の広告担当者でもそれほど難しくありません。しかしアフィリエイト広告を出稿することと、アフィリエイト広告で広告効果を出すことはまったくの別物と考えたほうがよく、後者を目指すのであれば専門家であるアフィリエイト広告代理店のサポートは必須になります。
また、一般的な広告代理店にアフィリエイト広告を依頼していて結果が出ていない広告主も、アフィリエイト広告を専門にする代理店に切り替えがほうがよいかもしれません。
アフィリエイト広告は、比較的短期間で広告効果が生まれやすい広告手法といえるのですが、それを達成するにはASP各社を使いわけたり、アフィリエイターを選定したり、PDCAを回したりすることが必要です。そのノウハウを持っているのがアフィリエイト広告代理店です。 そのため一定期間アフィリエイト広告を出稿していても効果が出なければ、広告代理店を変えることを検討したほうがよく、そのときはアフィリエイト広告の実績をチェックしてください。
広告運用・クリエイティブなどのリソースが足りない企業
広告主の社内に広告運用やクリエイティブ業務に精通した人材がいない場合、あるいは不足している場合は、積極的にアフィリエイト広告代理店を活用したほうがよいでしょう。
また、一般的な広告媒体への出稿には慣れている人でも、アフィリエイト広告は勝手が違うため難航することがあります。 短期間でもアフィリエイト広告代理店を利用すれば、広告主の広告担当者がアフィリエイト広告を学べ、その後は自社運用できるかもしれません。必要なときだけアフィリエイト広告代理店の力を借りることも検討できます。
