Notion構築代行9社を比較【2025年】

「Notion(ノーション)」とは2022年ごろから注目されるようになった、ビジネス向けのアプリケーションの名称です。Notionは、メモや情報整理、ナレッジ共有、あるいはタスク管理など、さまざまな用途で使える万能アプリであり、従来のビジネスでできない範囲はないと言ってもよいぐらいです。このため「オールインワンワークスペース」とも呼ばれており、その利用者は今や世界で2000万人を超えるというほどの勢いがあります。
Notinは単に機能が多いだけではなく、カスタマイズ性にも富んでいます。さまざまな職種・職場で最適な形にカスタマイズすることで、誰でも仕事で必要な情報やツールを集約できます。使い方によってはメモアプリにも、チームのプロジェクト管理ツールにもなるのです。しかもカスタマイズはノーコードで行われますので、直感での改修も可能です。
また、NotionはそのUIにも直感的な操作が可能になる工夫が施されています。このため、初心者であっても操作に困りにくく、習熟が容易です。
さらに、著名なアプリとの連携も可能となっており、オフィスではPCから、外出先ではスマートフォンからと、シームレスに閲覧・入力できることも魅力と言えます。テレワーク等にも使い勝手はよく、使い慣れればNotionは、たいへん使いやすいツールといえるでしょう。
もしかするとNotionは初耳という方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ数年で、このアプリケーションは、日本の名だたる大企業がどんどん導入を進めており、Microsoftの各製品並みに「標準化」「一般化」が進んでいるものなのです。
ここでは、注目のNotionに関し、その機能や料金、注目されている理由などを解説します。
Notion構築代行おすすめ9社を比較!
Notionは、米Notion Labs(以下、Notion社)によって開発されたアメリカ製アプリケーションです。2014年に設立されたNotion社は、コラボレーションツール「Notion」を2016年にリリースし、今や約1兆円(2022年)という評価額を達成しています。
リリース当初はアメリカでの躍進ばかりが目立ち、日本ではあまり知られた存在ではなかったのですが、Notionは2021年10月から日本語対応のベータ版をリリース。そして2022年6月に日本法人のNotion Labs Japanを設立し、2022年11月には正規日本語版のリリースが発表されています。すると、瞬く間にNotionを使用する企業が国内でも増えて来ています。
今や都市部での広告などでも日常的に目にする機会が増えたNotionですが、Notion社によると、チームで利用するワークスペースの新規開設数は前年比約3倍と日本のビジネスシーンでも急増。トヨタ自動車や三菱重工、サイバーエージェントといった、誰もが知っている大企業への導入も拡大したそうで、まさに「Notionを導入する」は各企業にとっても大きな命題となってきています。
そして、このNotionを導入するにあたり、セットアップやカスタマイズをソリューションとして提供する企業も増えてきました。さまざまなことができるNotionは、劇的に企業の業務効率化を推進させる可能性を持っています。一方で、できることが多すぎるため、適切な導入を行わないと、「単に入れただけ」という事態も起こりかねません。
そうした事態を避けるため、プロフェッショナルな代行企業の存在は、今や欠かせないものとなっています。今回は、その代表的な9社について、まずは比較をしたいと思います。
それぞれ順に解説します。
株式会社sai X aid

料金プラン | 要問合せ |
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対応・サポート内容 | ・ニーズにあったNotionを構築 ・定着化支援 ・内製化伴走 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 東京都文京区 |
株式会社sai X aidは、最適なDX支援とAI活用を通じて、日本の産業再興を目指すAI開発企業です。
AIエージェントやオーダーメイドAI開発、各種DX・AIツール導入支援など、多岐にわたるサービスで、業務自動化や省力化、データ活用の最適化を実現。企業が抱える「何から始めたらよいかわからない」「自動化が難しい」「情報が散逸している」といった課題に対し、専門のコンサルティングと実践的なサポートを提供しています。
その中でも、Notion導入支援サービスは、複数のアプリに分散していた記録管理やタスク管理を、オールインワンプラットフォーム「Notion」により一元化し、シンプルで効率的な業務運営を可能にします。
データベース、カレンダー、ドキュメント発行と自動化機能を駆使し、社内情報の構造化とメンバー個々の進捗管理をシームレスに連携。初期設定から運用支援、定着化、さらには内製化まで伴走することで、企業のDX推進と持続的成長を強力にサポートします。
無料で問合せる株式会社ノースサンド

料金プラン | 要見積り(導入までは無料。コンサルティングは別途) |
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対応・サポート内容 | 稟議サポート/セキュリティチェック/トライアル支援。日本円での請求書払いが可能/導入後サポートも可能 |
正規販売代理店 | 〇 |
所在地 | 東京都中央区 |
ノースサンドは世界初のNotion販売代理店であり、日本国内のアンバサダーかつ、Notion認定のコンサルタントが在籍する企業です。
Notionに関してはまさに国内のオピニオンリーダー的存在であり、セミナーの主催、国内でのファンイベントの開催、Notionに関する書籍の出版など日本国内における普及活動や日本語版のヘルプページを提供しています。
ベネッセコーポレーション、トヨタ自動車、JR西日本など、大企業がノースサンドによるバックアップを得てNotionを導入しています。
サービスとしては社内稟議のサポートなど、導入を目的としたものを基本としていますが、コンサルティングを依頼することも可能です。
まずはNotionを円滑に導入したい場合には頼れるパートナーです。
株式会社クラウドネイティブ

料金プラン | 導入のみ1ユーザー 33,600円 / 年 |
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対応・サポート内容 | エンタープライズプランのみ販売(12ヶ月単位の契約が必須)で、請求書対応が可能。 ただし、為替で変動。 正式なお見積りや、コンサルティング、 ボリュームディスカウントについては応相談 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 東京都港区 |
「真の企業価値は情報システムで決まる」と謳う株式会社クラウドネイティブは、各種ITソリューションの提供と、ITコンサルティングのスペシャリスト集団。
コンサルティングをするに当たっては、あえてのベンダーフリーを標榜しており、お客のニーズに合った最適な提案を、しがらみなく、スタートアップからグローバルエンタープライズまで、業種、業態、事業規模を問わずに提供しています。
そのサービスの中のひとつにNotionも含まれており、オーダーに応じて、他アプリとの組み合わせ等での提案もしてくれるのが強みとなっています。Notionは既存アプリケーションとの連動も可能、かつNotionへの切り替えも可能で、この判断が難しいところになっています。コストダウンにつながる要素ではありますので、この点クラウドネイティブ社であれば比較的相談がしやすいはずです。
ネクストモード株式会社

料金プラン | 要お見積り |
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対応・サポート内容 | 要相談。アカウント販売のほか、NotionをはじめとするさまざまなSaaSを組み合わせた提案・コンサルティングも可能。 |
正規販売代理店 | 〇 |
所在地 | 東京都港区 |
株式会社ネクストモードは、NTT東日本とクラスメソッドのジョイントベンチャーとして設立された企業です。設立以来、Notionを社内で活用しているだけではなく、日本国内において数少ないNotion販売代理店として、Notionの提供をしています。
株式会社ネクストモードのNotion提案は、単純なアカウント手配や初期設定だけではなく、SaaSを組み合わせることで、より良いビジネスプロセスを実現するため、お客様の課題解決に向けた最適なソリューションとしている点が独自のスタイルとなっています。
ただ単にNotionを導入すればよい、ということではなく、真のDX、業務推進を行うためには、ネクストモードは頼れるパートナーになり得ますね。
株式会社TEMP

料金プラン | |
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対応・サポート内容 | 導入支援サービスや基礎トレーニングのほか、Notionに素早くメモを取るためのアプリ「Fast Ntotion」や、Notionカレンダーからワンクリックでタスクの開始・完了ができるchrome拡張機能「TTNC」を開発しています。 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 東京都中野区 |
株式会社TEMPはNotionに関する知識や経験を有していることを示す「認定コンサルタント」に選定されているコンサルティング会社です。この認定コンサルタントは日本国内でもまだ4社しかありません。
株式会社TEMPは認定コンサルタントらしく、あくまでもクライアントに対する伴走型で、Notion導入・構築・運用までをワンストップで支援し、組織や現場の課題に対する解決策をご提案するコンサルティングサービスを提供しています。Notionをなぜ入れるのか、入れることでどう業務改善につながるのかを考えるのであれば、非常にありがたい存在になってくれるでしょう。
また、TEMPでは、Notionと連携するアプリケーションを自社開発しており、これらの販売なども行っています。コンサルティングを受ける上で、独自性の高いソリューションになっています。
株式会社ナカヨカ

料金プラン | 初期構築費用 30万円~ サポート費用 1万円~/月 |
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対応・サポート内容 | 導入〜管理まで完全代行 業務改善コンサル付 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 東京都渋谷区 |
株式会社ナカヨカは新規事業の立ち上げのプロフェッショナル集団として、新規事業立ち上げに付随するさまざまな業務を【代行】【構築】【コンサルティング】しています。その中でもNotionの構築代行は同社の代表的なサービスの1つです。
単純に導入代行をするだけではなく、Notion専門のYouTubeチャンネルの運用や、定期的なセミナーを開催しており、同社のNotionへの理解は非常に深いものになっています。
完全代行ですので、オーダーに応じ、踏み込んだ対応を行ってくれるのが魅力と言えますね。
株式会社Crena

料金プラン | 要お見積り |
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対応・サポート内容 | 要相談 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 非公開 |
株式会社Crena(クレナ)はKintoneのプラグイン開発、Kintoneパートナー向けサービスをビジネスの軸としているkintone構築・導入支援の企業ですが、合わせてNotionの構築・導入支援も行っています。「システム構築のプロによるNotion導入支援」というキャッチコピーで、Notionの機能を最大限に活用するため不可欠とされる、お客個別の事情に合わせた適切なシステム設計を可能としています。また、データベース設計では、データの蓄積だけでなく、集計・分析がスムーズに行える環境を構築します。これにより、正確な情報を迅速に把握し、効果的な意思決定をサポートするのです。CRMテンプレート導入対応はおよそ15時間で完結するとしており、迅速な導入に向けてのノウハウを持っています。
株式会社バレンサー

料金プラン | 要お見積り |
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対応・サポート内容 | ブランディングから一気通貫のコンサルティング |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 大阪市北区 |
戦略とデザインの力で組織に革新をもたらすコンサルティング企業、それが株式会社バレンサーです。デザインを軸に置いたブランディングを得意としている同社ですが、形だけのブランディングではなく、組織の在り方までを一変させるため、Notionの導入支援も行うことが可能となっています。
株式会社バレンサーの場合は、Notionだけを入れるというより、組織を見直すにあたって、さらなる効率化を行う場合にNotionを使うというイメージです。Notionの導入が組織の醸成に大きな意味を持ってきますので、バレンサーの支援があれば「Notionを入れたはいいが、結局使いこなせない」ということはまずないでしょう。そういう意味で同社は頼もしい存在となります。
いとなみ

料金プラン | 月額¥30,000~ |
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対応・サポート内容 | チーム・組織での内製化に向けてNotionのコンサルティングや構築支援する「内製化アドバイザリープラン」と、さらに企業の要望に応じた「オーダーメイド構築プラン」の2種。 |
正規販売代理店 | ー |
所在地 | 東京都中央区 |
「いとなみ」は、Notionコンサルティングの有資格者によるコンサルタントが在籍、代表を務める企業です。「Notionの構築を任せたい」もしくは「Notionを内製化できるようになりたいからコンサルして欲しい」といういずれかのオーダーに合わせた柔軟な対応を実施しています。
代表の熊倉氏は、Notion公式アンバサダー、Notionテクニカルコンサル 、Notionサポーター相談役、日本一Notionを学べる「Notion大学」教授などの肩書を持つNotionのスペシャリスト。構築から内製化までを幅広く支援するだけではなく、プログラムによるボトムアップ教育を行っており、社員教育まで行ってくれます。社員の誰もがNotionを使える環境へと導けます。
なぜNotionが多くの企業に採用されているのか解説
Notionは、2020年代に入って急速に注目度が高まっているクラウドサービスです。
多くの企業から注目されている理由として、その柔軟性、直感的な操作性、そして強力なカスタマイズ機能が挙げられます。特に組織内での情報管理やコラボレーションを一元化できる点が評価されていますが、業界業種の垣根を超えた自由性で、さまざまな業界で採用されているツールです。
以下にNotionを導入する利点を記載しています。利点として合致する企業は非常に多く、こうした点が全国の企業からNotionが注目される理由となっているのです。
それぞれ順に解説します。
ノーコードで比較的容易に業務システムが構築できる
業務システムを開発・あるいはカスタマイズする際、専用的なカスタマイズを行ってしまうと、一時的な利点にはなりますが、結果として長期使う上での陳腐化は避けられません。セキュリティ上必要となるメンテナンスも困難になります。また、カスタマイズの段階からコストへの影響も大きくなります。
その点Notionは、ノーコードで業務システムを構築できるという点が非常に大きな特長になっています。これにより、特別なプログラミングスキルがなくても、企業は自分たちのニーズに合ったシステムを迅速に立ち上げられます。方法としては直感的であり、ドラッグ&ドロップでコンテンツを配置し、カスタムデータベースやタスク管理ツール、ドキュメントを作成することが可能となっています。
例えば、プロジェクト管理のためのカスタマイズしたワークスペースや、情報を効率よく整理できるデータベースが簡単に作成できます。これにより、時間とコストを節約しながら、企業内での業務のスピードや効率が大幅に向上するだけではなく、システム自体の見直しや再設計がしやすくなり、セキュリティ担保もしやすくなります。ノーコードであることは、長期運用保守のリスクを大幅に下げられるのです。
プロダクトやタスク管理などさまざまなテンプレートが存在
Notionには多種多様なテンプレートが用意されています。プロダクト管理やタスク管理、会議のメモ取り、日々の業務のトラッキングなど、さまざまな目的に対応したテンプレートの中から、企業は最適なものを選んでいけば、十分Notionは意味のあるツールになっていきます。
企業はこれらのテンプレートをベースにカスタマイズをすることも可能ですが、最適なテンプレートであれば、テンプレートそのままでの使用でも、業務に必要なデータや情報を迅速に集約し、管理できます。
テンプレートを使うことで、ゼロからシステムを構築する手間を省くことができます。この結果、短期間で業務の効率化を図れる点が大きな魅力となっています。
また、テンプレートは日々追加されていますので、システムのUIの陳腐化を避けることにもつながります。
Slack・Google・Zoomなど多くのツールと連携可能
Notionは、SlackやZoomのようなコミュニケーションツール、Google Driveのようなデータ共有ツール等、さまざまなツールと連携が可能です。これにより、チーム内でのコラボレーションや情報共有がスムーズに行えます。
例えば、Notionで作成したタスクをSlackに自動で通知したり、Google DriveのファイルをNotion内にリンクとして貼り付けて、リアルタイムで編集したり周知したりすることができます。大規模なデータであっても受け渡しも自由自在になり、安全性も高まります。
また、Zoomとの連携により、Notion内で会議のスケジュールや議事録を管理ができるようになり、業務の一元化が図れます。
例えばZoomで行った会議の議事録の作成もNotionで行えますし、その配布はSlack、保管はGoogle Driveで行えます。そして管理の一元化はNotionが受け持ちます。
これらのツールとの連携は、チーム全体の生産性を高めるための強力なサポートとなります。
カスタマイズ性も高くERP・CRM・SFA・MAも実現
Notionは非常に高いカスタマイズ性を誇りますが、特にこれまでは独立していた顧客管理系システムをカスタマイズによってNotion上ですべて実現できるのは大きいです。
ERP(Enterprise Resource Planning)、CRM(Customer Relationship Management)、SFA(Sales Force Automation)、MA(Marketing Automation)など、企業のさまざまなニーズ、営業管理に対応したシステムを構築できます。
例えば、顧客管理や営業支援のためのデータベース、マーケティング活動の追跡用のトラッキングツールなど、さまざまな業務フローをNotion上で実現できるのです。必要な機能を組み合わせることで、複雑な業務システムを一元化し、複数のシステムにまたがるという手間が削減できます。
これにより顧客管理を効率的に運用することができます。
Notion AIで情報検索や分析が容易にできて業務が効率化
NotionにはAIを活用した情報検索機能が搭載されており、大量の情報から必要なデータを迅速に検索・抽出できます。しかもこのAIは日々進化をしており、Notionの機能をさらに底上げし続けています。
AIを使用したデータ分析のためのツールや集計機能も充実しており、業務に必要なインサイトを得るのに役立ちます。これにより、従来の手動での検索作業や集計作業を効率化し、データを活用した意思決定をスムーズに行えるようになります。
AIによる情報整理と分析機能が、業務の確実性向上とスピードアップに貢献します。
既存の複数ツール統合による導入・運用コストの削減
Notionは、既存の複数ツールを統合するための強力なプラットフォームとしても機能します。
これにより、企業は異なるツールを同時に使用する必要がなくなり、これまで個別にスタートアップから運用費用をかけていたのが、導入・運用コストを大幅に削減できます。
例えば、Notionを中心にタスク管理、ドキュメント管理、チームコラボレーションツールなどを一元化することで、ツールのライセンス費用や運用にかかるコストを削減できます。また、情報のサイロ化を防ぎ、各部署間での情報のやりとりを透明化することもできます。
Notionによるツール統合で、全体の業務プロセスを効率化することが可能です。
Notion構築を代行するメリット6選!
今回、Notionを導入する際に利用できる代行サービス会社を紹介しています。専門の代行サービスを利用することで、企業はさらに多くのメリットを享受できます。Notionは「できること」が多すぎるため、社内プロジェクトメンバーだけでは全体把握を優先せざるを得なく、優先すると情報量が膨大すぎて、結局暗礁に乗り上げてしまいがちです。
その点構築代行は、業務分析に基づいての最適な設計を提案するというコンサルティング的な側面があります。全体的に「業務推進」の視点から「何をすべきか」を判断し、ミニマムスタートで迅速かつ効率的に導入を進める手助けをしてくれます。
細かく見ていくと、業務代行への依頼は、以下のようなメリットがあります。
- 業務分析に基づきベストプラクティスな設計を提案できる
- 現在使用している外部ツールの取捨選択も検討できる
- 最適なテンプレート活用により導入時間の大幅な短縮
- テンプレをカスタマイズして業界特有の要件にも対応可能
- 運用マニュアルの作成や社員トレーニングも代行してくれる
- 継続的な改善提案やトラブル対応サポートを行ってくれる
それぞれのメリットについて順に解説します。
業務分析に基づきベストプラクティスな設計を提案できる
Notion構築を代行するサービスは、まず企業の業務プロセスを詳細に分析し、それに基づいて最適なシステム設計を行います。業務フローを理解し、効率化のために必要な機能を当てはめていく、組み合わせていくことで、企業に最適なNotion環境を提供します。「Notionありき」ということではない考え方ですね。
このアプローチにより、無駄のないシステムを構築できるため、業務の生産性が向上します。
現在使用している外部ツールの取捨選択も検討できる
Notion導入時には、既存のツールとの統合を検討する必要があります。詳しくない人では、この判断は非常に難しいのです。Notionに移行して今までやっていたことができなくなる懸念があるためです。
しかし、代行サービスを利用すると、現在使用している外部ツールの取捨選択をサポートしてもらうことが可能です。例えば、現在使っているプロジェクト管理ツールやCRMツールがNotionで代替可能かどうかを見極め、最適なツール環境を構築します。これにより、複数ツールの重複や無駄なコストを削減できます。
最適なテンプレート活用により導入時間の大幅な短縮
Notionには多くの業務に役立つテンプレートが用意されています。このテンプレートが膨大であるため、かえって初心者には選択が難しいものとなっています。
一方で代行サービスは、これらのテンプレートを最適に活用して、企業のニーズにぴったりなシステムを素早く構築します。ゼロからすべてを設計するよりも、最適な既存のテンプレートを活用することで、大幅に導入時間を短縮できるのです。
テンプレをカスタマイズして業界特有の要件にも対応可能
業界ごとに異なる要件にも対応できる柔軟なカスタマイズが可能です。Notion構築代行サービスでは、「Notionそのままではできないこと」もよく理解をしています。このため、企業の特定の業務要件や業界特有のニーズに応じて、テンプレートをカスタマイズしてくれるのです。
結果として初期段階からカスタマイズぶんの予算を計上できますし、スタートアップ段階から、業務フローに合わせたシステムが短期間で導入できます。
運用マニュアルの作成や社員トレーニングも代行してくれる
Notionを導入した後、運用方法についてのマニュアル作成や社員トレーニングが必要です。代行サービスは、これらのサポートも提供しており、スムーズに新しいシステムを利用できるように支援してくれます。
新しいツールに不安を感じている社員も、トレーニングを通じて自信を持って操作を開始できます。
また、社内で人員リソースを使ってのトレーニングといった負荷のかかるプロジェクトを丸投げできるようになります。導入担当へのストレスを大幅に下げることが可能です。
継続的な改善提案やトラブル対応サポートを行ってくれる
Notionの導入後も、代行サービスは継続的なサポートを提供します。システムが運用される中で、改善が必要な部分やトラブルが発生することがありますが、これに迅速に対応してくれるため、業務の中断を最小限に抑えられます。
また、運用上起こる、社内での日常的な問合せに対し、窓口になってくれるのも大きなメリットです。
定期的な改善提案を受けることで、Notionがさらに効率的に活用されるようになります。
Notion構築代行に関するよくある質問に回答
Notionを導入する際、さまざまな疑問が出てくると思います。特に大きいのは「代行企業に任せるべきかどうか?」ではないでしょうか。それも含め、以下で構築代行に関するよくある質問とその回答を紹介します。
構築代行の費用はどのくらいかかりますか?
Notion構築代行の費用は一律ではありません。企業の規模やニーズに応じて異なります。小規模なチームの導入では比較的低コストで導入が可能ですが、大規模なシステム統合やカスタマイズが求められる場合は、料金が高くなることがあります。
代行企業による差もあります。個人に近い経営をしている企業であればかなり安価で代行依頼ができますが、事前審査を行う上でリスクとみなされ、社内稟議が通らない可能性もあります。
まず、依頼内容に応じた見積もりが提供されるので、事前に確認し、比較をすることが重要です。
なお、導入そのものはアカウント単位での費用のみであることが普通で、1アカウント30,000円程度からとなっています。単純な導入だけなら、これで十分です。ただし、導入コストを下げても、誰かがシステム化・マニュアル化を行わない限り、全社での使用は不可能ですから、結局はコンサルティングを外部に委託するのがスムーズなはずです。
構築期間はどのくらいかかりますか?
構築期間は、システムの複雑さやカスタマイズの範囲によって異なります。基本的なテンプレートの導入なら数日から数週間で完了します。
ただし、業務フローに合わせたカスタマイズや他のツールとの統合が必要な場合は、数ヶ月を要することもあります。この場合、大掛かりな場合では、現在のシステム理解からコンサルティングが開始するケースもあります。また、カスタマイズに関しては人月単位での工程が発生します。
スケジュールについては、費用にも直結しますので、代行サービスと事前に相談し、最適な計画を立てましょう。
ありがちなパターンで、年末年始ごろから移行を検討し、年度内(3月まで)という期間・その年度予算でのNotionを導入することはやめましょう。業務効率化は一朝一夕でできることではなく、なるべくロングスパンでの検討が結果的には近道になります。時間がないと、「とりあえずNotionを導入するだけして!」となってしまい、形だけの導入となり、結局使いやすさなどはおざなりになってしまうのです。
既存の業務システムからの移行は可能ですか?
Notionは、既存の業務システムからのデータ移行もサポートしています。例えば、既存のCRMやプロジェクト管理ツールからデータをNotionに統合し、システム移行を円滑に進められます。データ移行はクラウド同士であればスムーズですが、あまりに古いオンプレミスのデータでは、代行業者によっては難しいケースもあります。
データ移行の方法や必要な作業については、代行サービスと相談し、適切な移行計画を立てることが重要です。
場合によっては「果たして移行させる意味があるのか」というところからの検討も必要かもしれません。意外に「誰も使っていない、意味のないデータ」は企業内に普通に存在するものだったりします。重要なのは「Notionを導入する」ことではなく、業務効率化です。不要となるタスクをNotionを導入する手前で洗い出し、切り捨てることも大きなポイントです。
運用サポートや将来的な機能追加は可能ですか?
Notion構築後も運用サポートを提供する代行サービスが多くあります。この場合、不明点が出たら問合せればよく、社内のストレスを大幅に緩和できます。ほとんどの場合、月当たり何時間という形で問合せ対応の時間は見られているので、ここは予算次第でサポートの幅が決まってくる格好です。後からでも時間は変更できるのが常なので、余った分を繰越しにするとか、3か月に一回見直しをするとか、有利になるような契約を結ぶのがコツです。
また、極めて重要な点として、業務が成長するにつれてNotionに新たな機能追加やカスタマイズが必要になることがありますが、これにも代行企業は対応してくれる場合がほとんどです。
定期的なサポート契約やアップデート対応についても、事前に確認しておくと安心です。できれば年に一回ぐらいは見直しの機会を設けておき、あらかじめ改修用の予算も積んでおくと、企業の成長はストップせずに進められるはずです。
とはいえ、初年度から大きな予算を組むことが難しい場合もあると思います。その場合は、最低限の保守管理と、問合せを2人日(1か月あたり)だけ程度で組んでおき、その代わり年一回見直しを行うことは必須にするとか、予算にあまり縛られない形にしましょう。