ユーザビリティの重要性!UI・UX、アクセシビリティとの違いは?

ユーザビリティの重要性!UI・UX、アクセシビリティとの違いは?

ユーザビリティはユーザーの満足度を示す専門用語です。Webサイトを制作する場合では、デザインや機能性などに関してユーザビリティを意識する必要があります。

しかし、ユーザビリティとは具体的にどのようなものなのか、重要性やアクセシビリティとの違い、さらに何を意識すべきなのかよくわからないですよね。

本記事では、ユーザビリティの意味や重要性、アクセシビリティなどとの違い、ユーザビリティを意識したホームページ制作のコツをわかりやすく解説します。

ユーザビリティとは

ユーザビリティは、ユーザーの満足度に関する用語です。より簡単に説明すると、Webサイトに限らず、サービスや製品が使いやすく、分かりやすく、ユーザーのニーズに応えているかどうかが、ユーザビリティの指標となります。

国際標準化機構(ISO)では、「特定のユーザーが特定の利用状況において、システム、製品又はサービスを利用する際に、効果、効率及び満足を伴って特定の目標を達成する度合い」といった内容で定義されています。

たとえば、サイト内で迷わず注文から決済までスピーディに進められるECサイトは、ユーザビリティの高いサイトです。このようにユーザビリティの高いWebサイトは、ユーザーにとって使いやすいだけでなく、目的達成までの負担を抑えながらスピーディに操作を進められるところが特徴です。

つまり、Webサイトの評価を高めたりリピーターを獲得したりする上で重要な要素のひとつが、ユーザビリティといえます。

ユーザビリティと「アクセシビリティ」「UI」「UX」の違い

以下では、アクセシビリティやUI、UXとの違いを解説します。

  • アクセシビリティとの違い
  • UIやUXとの違い

アクセシビリティとの違い

アクセシビリティとの違い

ユーザビリティは、あらかじめどのユーザー層に向けてデザインや機能を設計していくか決めていきます。そのため、アクセシビリティとは、ターゲット層に違いがあります。

アクセシビリティは、健常者だけでなく高齢の方や障がいを持っている方の使いやすさを示すものです。たとえば、視覚障がいを持っている方にもWebサイトを利用してもらうためには、視覚情報以外でさまざまな情報や機能を伝える必要があります。そこで画面の読み上げソフトなどを活用して視覚情報以外の方法で内容を伝えられれば、視覚障がいを持っている方もWebサイトを利用することが可能です。

UIやUXとの違い

UIやUXとの違い

ユーザビリティは、UIのひとつとされています。また、ユーザビリティとUIは、UXの一部です。

UX(User eXperience:ユーザーエクスペリエンス)は、サービスや製品に関する体験を指しています。たとえば、「ECサイトのメニューがすっきりしていてわかりやすい」、「注文から決済の流れが簡単で利用しやすい」、「カスタマーサービスが丁寧で安心できた」など、あらゆるユーザー体験がUXに含まれます。

つまり、UXを向上させることができれば、売り上げの向上やリピーター獲得などにつながります。

UI(User Interface:ユーザーインターフェース)はUXの一部で、ユーザーと製品・サービスとの接点を指す用語です。たとえば、ECサイトの注文ボタン、商品画像、テキスト、入力フォーム、メニューなどといったWebサイトのデザインや使いやすさが、UIに含まれます。

そして、ユーザビリティは、UIにおける指標のひとつです。ユーザビリティを高めることはUIの向上につながるため、重要なポイントといえます。

参考:UXとは?UIとの違いや改善の具体例をわかりやすく解説 | NECソリューションイノベータ

ユーザビリティの高いホームページを作るコツ

以下では、ユーザビリティの高いホームページを作るコツを紹介します。

ユーザビリティの高いホームページを作るコツ

  1. シンプルなデザインを検討してみる
  2. ファーストビューのデザインを見直す
  3. アイコンなどで操作性を改善する
  4. ボタンのデザインを改善する
  5. PC以外の端末でも見やすいデザインにする

シンプルなデザインを検討してみる

Webサイトを設計する際は、情報量を増やし過ぎないよう気を付ける必要があります。

ボタンや画像、テキストなどを充実させることは、ユーザの満足度を向上させる上で重要なポイントでもあります。しかし、情報量の多いWebサイトにしてしまうと「どこに注文・問い合わせボタンがあるのかわからない」、「カテゴリが多すぎて何を見ればいいのかわからない」など、ユーザーの判断に影響を与えてしまいます。

そのため、Webサイトのデザインを設計する際は、必要な情報のみ残すことが大切です。

ファーストビューのデザインを見直す

Webサイトのデザインを考えるときは、ファーストビュー(Webサイトを表示させた際、スクロールせずに閲覧できる部分)のデザインを見直してみるのがおすすめです。

ファーストビューのデザインに課題があると、直帰率(他のページへ移動せずに離脱してしまう割合)を高めてしまいます。そのため、デザインを検討する際は、ファーストビューのわかりやすさ、見やすさといった点についても重視する必要があります。

アイコンなどのわかりやすさを意識する

ユーザーの操作性を向上させたい場合は、アイコンやイラストの見直しを図ってみましょう。

アイコンやイラストは、一目で何を指しているのか示すことが可能です。わかりやすいデザインにできれば、ボタンやフォーム、リンクの意味を一目で理解してもらえるほか、注文や問い合わせといった成果につなげられる可能性があります。

そのため、アイコンやイラストを作成する際は、誰でも理解できるデザインにすることが大切です。

ボタンの色やデザインを見直す

問い合わせや購入率を高めるためには、ボタンのユーザビリティを見直してみるのも重要なポイントです。

目立たない色や大きさのボタンでは、ユーザーに気付いてもらえなかったりクリックしようと感じられなかったりといった課題につながることもあります。そのため、ボタンを設置するときは、色や大きさ、形状、ボタン内のテキストなどを調整し、どのパターンであれば成果につながりやすいか検証してみましょう。

PC以外の端末でも見やすいデザインにする

Webサイトのユーザビリティを向上させたい場合は、PC以外の端末でも見やすい・わかりやすいデザインにしてみましょう。

近年、スマートフォンやタブレットの普及に伴いユーザーは、PC以外でもECサイトを利用したりWebサイトを閲覧したりしています。そのため、PC以外の端末でもわかりやすい・見やすいデザインにしなければ、直帰率の上昇につながり売上や集客に影響を与えてしまいます。

そのため、Webサイトを設計する際は、レスポンシブデザインを取り入れることが重要です。レスポンシブデザインは、各端末の画面サイズに合わせて自動で画像・テキスト・ボタン・背景などの配置や大きさを調整できる手法です。

参考:webサイトにおけるユーザビリティの重要性と5つの改善施策を紹介

参考:Webサイトのユーザビリティを向上させるためのポイント

まとめ:ユーザビリティを意識した設計が集客や売り上げを左右する

ユーザビリティの向上は、成果につながる第一歩です。

ユーザビリティを意識したWebサイトは、訪問者にとって使いやすく、かつ購入や問い合わせまで迷わずに操作できる便利なデザイン・仕様といえます。 また、企業にとっては売上向上にも直結する重要な要素です。

「自社サイトの使い勝手に不安がある」「どこを改善すべきかわからない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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参考:「ユーザビリティ」とは?アクセシビリティの違いと5つの構成要素【改善のための調査方法も紹介】 | Tayori Blog

参考:ユーザビリティとは? 定義や「アクセシビリティ」「UI」「UX」との違いなど | たかきデザインオフィス

参考:ユーザビリティとは? アクセシビリティやUX / UIとの違いや向上の方法について解説|Sky株式会社

参考:ユーザビリティとは?アクセシビリティとの違いや参考例を紹介 | WEB集客ラボ byGMO(GMO TECH)

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